小牧市市民活動センター | 団体活動の紹介

「ひよこの会」学習会

　　ひよこの会は、小牧小学校区の母親が外国につながる子どもたちの学習支援をするために平成30年1月に結成した団体です。今回は、小牧市内で外国人児童生徒の学習教材の開発や学習指導をしているNPO法人にわとりの会の丹羽代表を迎え、夏休みの宿題を持ち寄り一緒に勉強する学習会を行いました。
　　まずは会のメンバーがサポートしながら、それぞれがまだ終わっていない夏休みの宿題に取り組みました。その後、にわとりの会が開発した、文章が書かれたカードに専用のペンを当てると日本語で発音する「にわとり式かんじカード」を用いて、日本語の勉強を行いました。
　　挨拶や日常会話などの生活言語は習得していても、漢字や複雑な表現の多い学習言語が理解できないため、意欲はあっても学校の授業についていけない子どもが多いそうです。また、両親も日本語が分からず、家庭では母国語で話し、学校では日本語で話す多言語環境にいる子どもも多いため、ダブルリミテッドを防ぎ高校進学程度の語学力を身につけられる環境を作りたいとのことでした。
　　クリスマスローズ代表の土方さんは「災害はいつ起こるか分からないが、備えることはできることを知ってもらい、同じ仲間がいることで心強さを感じてほしい」とおっしゃっていました。