小牧市市民活動センター | 団体活動の紹介

「NPO法人尾張すずなり会」春の里山散策会

　　尾張すずなり会は2009年に設立された団体で、大山川源流付近の里山や里地の保全活動を行っています。また、年4回里山散策会を開催しており、夏は昆虫観察、秋は栗拾い、冬は椎茸の菌打ちといった四季折々の体験を提供しています。今回は「春の里山散策会」が行われました。
　集合場所に着くと、すでにボランティアスタッフの方々が、散策後に参加者に振る舞う山菜料理の下ごしらえをしていました。今回の参加者は約50名。講師を務める尾張自然環境観察人・柴田和則さんから、この時期に生息している草花について事前説明を受け、いよいよ里山へ。柴田さんや会員の皆さんと一緒に里山を歩き、様々な草花を観察しました。それぞれの特徴を学び、イタドリなどのそのまま食べられるものは実際に口に含んで味を確かめました。1時間半ほどの散策を終えた後は、樹木のタカノツメを使った日本刀作りに。子どもたちは興味津々で、上手く作れると大喜びしていました。最後は山菜料理の食事会。会員が事前に採取してきた山菜の天ぷらやおひたし、サラダなどを贅沢に味わいました。
　副代表の川戸さんは、「会の活動を行うことで里山が綺麗になるだけでなく、このように地域の人と触れ合える。それが自分たちの生きがいになっている」と話してくれました。