「愛林会」は、桃花台地区にある城山緑地と篠岡緑地を中心に、竹林の整備や環境保全活動を行っています。
今回は、卵から孵したギフチョウを里山に放つ活動。10年ほど前から、ギフチョウが住めるような環境にするために緑地の整備を始め、約4年前から住める環境になってきたため放蝶をし、今回の13匹を含め、4年間で約50匹を野に帰したそうです。卵から育てる作業は、乾燥しないよう注意したり、逆に水でベタベタにならないよう気を付けたり、うまく管理することが大変であったとのこと。
しかしギフチョウを空に放った瞬間の、愛林会代表の鳥居さんは、旅立つ子どもを見るような目をしていました。
話を聞くと「いずれはギフチョウがここで自然と卵を産み、定住してほしい。そのために住み続けられる環境作りを引き続き頑張るよ」と嬉しそうに話してくれました。
(2021.3.31 立川)