「こまき社会問題研究所」を開催しました

2月19日(土)に、ワクティブこまきの人財育成・研修・交流促進事業として、「こまき社会問題研究所」をオンラインで開催しました。

こまき社会問題研究所とは、小牧で課題解決に取り組んでいる市民活動団体のみなさんと、小牧にもある社会問題を深掘りしながら交流し、最後にはその課題を伝えるために数字で課題をどう表現すればよいか考えようという企画です。

まず、「課題を数字で表現する」ことをイメージする練習として、チャリツモ(株)さんの作成している「社会問題見えるカルタ」を使ったクイズをしました。

「社会問題見えるカルタ」の絵(取り札)を見て、読み札の内容を聞いて示されている数字が何を表していると思うかをチャットでみなさんに答えていただきました。

「社会問題見えるカルタ」は現在チャリツモさんのホームページからダウンロードして遊ぶことができますので、みなさんもぜひダウンロードしてみてください。

次に、小牧市支え合い協働推進課の大塚係長から、「数字が持つチカラ」と題してお話をいただきました。行政が把握している様々な統計が、ボランティア活動などを計画する際や、課題をより具体的に伝える際に役立つということを教えていただきました。

その後、本日話し合うテーマごとに、それぞれ3~4人ずつのグループになり、

問い1「団体の解決したい課題は何ですか」

問い2「それを放置していると起こるであろう困ったことは何ですか」

問い3「その課題を知らない人に伝えるために、どんな数字があったらよいと思いますか」

について話し合いました。

グループは、

1.中心市街地の『にぎわい』をたくさんの人と、若い人たちと創り、盛り上げるために

 (小牧にぎわい隊)

2.小牧の防災減災啓発と災害時の被災者とボランティア支援

(小牧災害ボランティアネットの会)

3. ディスレクシア(発達性読み書き障がい)をもつ子どもたちへの支援と合理的配慮の仕組みについて

(一般社団法人勇者アカデミー)

4.障がいが、障がいでなくなり、暮らし続けたいまちづくりのために

(こまき視覚障がい者の会)

5. 日本の文化を子どもたちにもっと知ってもらうために

(尾張夢プロジェクト)

の5つでした。

テーマに取り組んでいる団体さんから話を聞き、問いについて一緒に考える中で、何を解決しようとしているのか、なぜそれが問題なのかについて、深く知ることができました。

そして、「どんな数字があったらよいか」についても、みなさんが真剣に考え、様々なアイデアが出されました。

その後グループをシャッフルして、他のテーマの話も聞き、最後に感想を話し合って終了しました。


みなさんからは、「こんな活動をしている団体が小牧にあることを知らなかったので、知れて良かった」「今日知った課題について、自分の周りの人に伝えたい」などの感想をいただきました。

また、オンラインの会だったため、連絡先の交換などが十分にできませんでしたが、終了後にも参加した団体さん同士がつながって、協力して事業をされるとのことでした。

参加者全員で小牧の課題について深く知り、何を調べれば課題がより明確になるか、何を伝えたらより共感してもらえるかを考えることができた企画となりました。

問合せ先

市民交流テラス ワクティブこまき
〒485-0041 小牧市小牧3丁目555 ラピオ2階

開設時間:10時~21時(日曜日17:30まで)
休館日:第3火曜日とその前日(ただしその日が休日の場合は開館、水曜日が休館)

TEL:0568-48-6555 FAX: 0568-48-6556
E-mail : wactive-komaki@grace.ocn.ne.jp